上顎抜歯即時インプラント症例ケース01

左側第2小臼歯中切歯 根尖性歯周病による抜歯即時症例(50歳代 女性)

iCAT LANDmarkerの画像。抜歯即時埋入のため、CT撮影時には歯根が残った状態でシミュレーションを実施。
初期固定を得るため、上顎洞の洞底にインプラントの先端が届く方向・長さを選択。
ドリリングの方向を誤ると、隣在歯の歯根との接触・洞底穿孔のリスクがあり、フリーハンドでは難しい症例。
口蓋側にインプラント辺縁までの高さに及ばない部分があり、頬側の歯槽骨までにギャップがあるため、骨の補填を計画した。


iCAT LANDmarkerにワックスアップを取り込み、アクセスホールの位置も確認。
補綴主導のインプラントとしての問題もないことを確認している。


歯冠の崩壊があり、根尖部の病巣も認める。骨縁下カリエスで保存不可能と診断した。


歯槽骨を温存させることに注意して抜歯を行う。


第2小臼歯の抜歯所見 抜歯窩の周囲の骨は十分に温存されている。


的心ガイドを装着した所見、適合の確認も重要である。


POI-EX(京セラ)直径4.2mm/長さ12mmを埋入する計画を立てた。iCAT製サージカルガイドを用い、京セラ的心パイロットドリルにて step1/4 ドリリングを行っている。
パイロットドリルの直径は、3.4mm。ガイドを手指できちんと抑えて固定することが重要である。


iCAT製サージカルガイドを用い、京セラ的心ガイドドリル 2step 2/4(直径3.4mm)でドリリングし拡大形成を行う。


京セラ的心ガイドドリル(2/4)挿入時。的心ガイド(iCAT)ではストッパーがあることから、安心してその深さまで形成することができる。


iCAT製サージカルガイドを用い、京セラ的心ガイドドリル 3step 3/4(直径4.2mm)でドリリングし拡大形成を行う。


iCAT製サージカルガイドを用い、京セラ的心ガイドドリル 4step 4/4(直径4.2mm)でドリリングし最終形成。


4step 4/4でのドリリング時。的心ガイドドリルのストッパーがストップするまで、きっちりとドリリングする。


インプラント埋入窩形成後、インプラントの埋入を行う。(埋入サイズ直径4.2mm/長さ14mm)EXでの埋入であるがストッパーがついており適切な深さでの埋入が可能になる。


インプラント体の埋入:インプラント体がガイドに誘導されながら適切な位置・方向で埋入されているのがわかる。


インプラント体の埋入:トルクが30N/cmを超えるようになるとトルクレンチにて適切なトルク値で埋入できるように調整することも重要になる。エンジンによる埋入トルクと手指による埋入トルクが異なることは多く、注意をする必要がある。


ガイドを外したところである。抜歯窩の状態、インプラントと既存骨とのギャップの距離、それに伴う深度調整なども重要となる。口蓋側の骨の高さや頬側の骨とのギャップなどについても短針などで探ることになる。


骨とインプラント体とのギャップに人工骨で骨補填を行う。


ヒーリングアバットメント装着後の所見。フラップを開かなくても骨のレベルなどは短針などで触診することで分かる。


骨補填材が、インプラント埋入窩から、こぼれ出ないように縫合する人工骨の溢出をさけるためにテルプラグもしくはスポンゼルをおいて縫合することもある。

手術内容 #25 抜歯術・抜歯後インプラント埋入術 トルク 35N/cm
麻酔:笑気鎮静・モニター下
局所麻酔:2%キシロカイン(1/80,000Epi) 3.6ml
手術時間:15分


埋入後、パノラマX-Pにて状況の確認を行った。予定された部位に埋入されている。本症例ではソケットリフトをさけて、傾斜埋入で対応した。


最終補綴物装着時の確認Dental X-P


最終補綴物装着時の口腔内所見


最終補綴物装着時の口腔内所見

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