口腔癌治療(放射線・化学療法)で誘発される口内炎の予防と治療

放射線化学療法時の口腔ケアは

①抗癌剤による直接的な副作用として発症する口内炎の二次的感染予防とその症状緩和

②骨髄抑制による易感染性状態での歯性感染症の急性化の予防の2点が重要である。

 

【放射線ならびに化学療法に起因する口内炎の治療】

●ポンタールシロップ 10ml/回

適応:放射線性口内炎、化学療法による口内炎の口腔粘膜痛、咽頭炎による嚥下痛緩和

使用方法:嚥下痛のため食事が取れないときに食事の20分前に服用

 

●アルロイドG 10~20ml/回 消化器潰瘍治療薬

適応:放射線性口内炎、化学療法による口内炎の口腔粘膜痛、咽頭炎による嚥下痛。

作用:鎮痛、粘膜保護、止血

使用方法:毎食前服用

 

●4%キシロカイン含有含嗽用ハチアズレ

適応:接触痛を伴う口腔癌患者の口内炎

作用:消炎、粘膜修復、疼痛緩和

使用方法:食前後に1回20ml含嗽

 

●小柴胡湯

適応:化学療法中の口内炎予防

作用:抗炎症、抗酸化(活性酸素のスカベンジャー作用)、唾液分泌増加作用

欠点:漢方薬独特の臭い

含嗽薬作成方法:小柴胡湯1包を細かく砕き、60℃の湯100mlで溶解し、含嗽しやすい様に冷蔵庫で1時間冷やす。

含嗽方法:毎食後、口腔内ブラッシングとヨード含嗽後に1分間口に含み含嗽。

 

 

 

 

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