両側上顎前歯1番にインプラントに直径3.4mmX12.0mm HA 京セラFinsia BLの埋入手術を行った。術前のCT検査ならびにシミュレーションで骨幅がなく、エキスパンジョンと唇側に骨増生が必要なことが予測された。
サージカルガイドを合わせてサーキュレーションパンチで部位を特定している。
粘膜骨膜に切開を加え、粘膜骨膜弁を起こして骨面を露出させる。
直径2mmのエクスパンジョン用のドリルでドリリングして、その後エキスパンジョンを行った。
エキスパンジョンにより骨が広がった方向とシミュレーションで決定したインプラント埋入の方向には若干の誤差を生じる可能性があり、それを補正するために後、インプラントのファイナルドリルでインプラント埋入窩の最終形成を行い、インプラントをサージカルガイドに沿って正確な位置に埋入した。
その結果、右上の唇側にマイクロスレッド部分の露出を認めた。側方と後方には十分な骨があり、唇側のみに骨増生を行うことでインプラント周囲に十分な骨量が確保できると考えた。
インプラント体は深く埋入されているため高さ2mmの円筒形のヒーリングキャップを装着し唇側に人工骨で骨増生を行った。骨膜が十分に維持されていたため骨膜からの骨膜性骨化と血流を期待しメンブレンなどは使用しなかった。
術後のCT所見。左右上中切歯部に的確にインプラント埋入が行われており、右側中切歯では唇側に骨増生がなされているのがわかる。
術後4ヶ月でインプラントの上部構造が装着されたときの口腔内所見とデンタルX線所見。























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