口腔がん
口腔癌の診断・治療の流れ
専門医での治療の流れ1) 問診,視診,触診など、口腔内外の診察最初に行わねばならない検査は問診,視診,触診などの診査である。これら診査を通して腫瘍の進行状態をある程度把握し,次にどのような画像検査,組織検査を行うか検討すべきである。…
口腔癌の最新治療(放射線療法、化学療法、免疫療法)
はじめに従来までの口腔がんの治療は、手術治療が第1選択であり、手術不可能な症例、あるいは適切な手術が行えなかった症例に対して、補助的に放射線治療や化学療法が行われてきた。しかし、近年においては、それぞれの治療法も大きな進歩を遂げ、手術を…
前癌病変
前癌病変口腔粘膜に発症する前癌病変には白板症と紅板症がある。白板症は口腔粘膜に生じた摩擦によって除去できない白色の板状あるいは斑状の角化性病変で臨床的あるいは病理組織学的に他のいかなる疾患にも分類されないような白斑と定義されている。また…
歯科医師が口腔癌を早期に発見するための診察法とコツ
口腔癌・前癌病変を早期に発見するための診察法とコツ口腔癌は全悪性腫瘍の中でも数少ない、肉眼的に発見することのできる種類の癌である。他の臓器の癌と同じく早期発見、早期治療は癌の治癒において大変重要な因子である。初期の口腔がんは…
頸部郭清の実際
頸部郭清術頸部郭清術は、口腔がんの頸部リンパ節転移を制御する手術で, “口腔がん専門医” にとっては必須で基本の手術術式である。 既に100年以上もの歴史があり, この間にさまざまな変法や術式名称が生まれた。口腔がんにおいても他…
患者さんに教える口腔癌・前がん病変セルフチェック法
患者さんに教える口腔癌・前がん病変セルフチェック法口腔内は簡単に見ることができ、感覚は鋭敏ですから、早期に口腔内の疾患を発見することが可能です。しかしながら、実際に早期に発見される口腔癌を部位別で調べてみますと、歯肉は6%、頬粘膜は8%…