All-on-4の治療の流れ
- 適切なインプラント埋入切開してフラップを剥離したら、φ2mmのツイストドリルで正中線に深さ10mmまでドリリングし、正中の骨形成部にオールオン4ガイドを挿入する。このガイドによって、インプラントの正しい埋入位置とドリリングの際の角度がわかりやすくなり、同時に舌が保護される。
- インプラント埋入
臼歯部に埋入するインプラントを30~45°傾斜埋入
下顎:4本 上顎:4~6本のインプラントを使用。
- 臼歯部の形成にはΦ2mmのツイストドリルを使用し、最大45°に傾斜角をつけて、適切な深さまでドリリング。オトガイ孔及び下歯槽神経の位置を確認することが重要である。方向指示棒で正しい角度を確認する。
- 骨の密度に応じて部位を拡大し、インプラントを埋入
平行性をとり舌側ないし、咬合面にアクセスホールが出るようマルチユニット角度付30°を連結し反対側の臼歯部も同様に行う。
上顎では、まず、臼歯部の確認を行うが、臼歯部のインプラントを埋入する場合は、上顎洞の前壁の確認が重要で上顎洞の外側壁の、前壁があるべき位置にドリルで小さな開口部を開け、プローブで前壁を探索し、必要に応じて開口部を広げる。次に、前壁の位置に印を付け、前壁とドリル位置の関係を常時確認できるようにする。その後、臼歯部の形成としてΦ2mmのツイストドリルで臼歯部のインプラント埋入部位形成を行い、形成はできるだけ後方部から開始し、上顎洞底を貫通しないように、上顎洞の前壁に沿って進めるインプラント埋入、アバットメント連結は下顎同様の手順で行う。前歯部の骨形成は下顎同様、上顎前歯部にインプラント埋入、アバットメント連結を行う。